Akira Utsugi's web site
[Top Page] > [論文・口頭発表] > [宇都木 (2004d)]

宇都木昭 (2004) 「朝鮮語ソウル方言における統語的曖昧文とF0の下降現象」. 川口裕司・森口恒一・斎藤純男(編)『言語情報学研究報告4 通言語音声研究 −音声概説・韻律分析−』東京外国語大学大学院 地域文化研究科 21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」. 291-299.

論文はCOE報告書のページからダウンロードできます。

なお、この論文にデータを追加し大幅に改訂したものが、私の博士論文の第4章になっています。


要旨

朝鮮語ソウル方言のプロソディー研究における主要な研究課題の一つに、F0の下降現象の解明がある。とりわけ局所的な下降現象をめぐっては論議があ り、ソウル方言にダウンステップが存在するか否かをめぐって研究者の間で意見が分かれている。これに関連して宇都木 (2003) は、フォーカスに伴ってF0の局所的下降現象が見られることを観察し、これを「ピークの抑制」と呼んだ。

本稿では、ソウル方言において同様のピークの抑制がフォーカスのみならず統語的曖昧文にも現れることを、F0曲線を分析したデータをもとに報告す る。ソウル方言の統語的曖昧文に関しては、先行研究ではアクセント句のdephrasingが生じるケースが報告されてきたが、本稿で示すデータは、アク セント句のdephrasingが生じず、ピークの抑制が生じるケースが存在することを示している。

本稿や宇都木 (2003) の観察したピークの抑制が理論的にダウンステップとみなせるかどうかについては、今後のさらなる検討を必要とする。

訂正


[PR]≪占い奇跡の恋愛術≫初回無料:幸せな結婚へ導きます。本格結婚鑑定