Akira Utsugi's web site
[Top Page] > [論文・口頭発表] > [博士論文]

宇都木昭 (2005) 「朝鮮語ソウル方言におけるアクセント句 ― 音響分析による再検討 ―」博士論文, 筑波大学.

論文はこちらからダウンロードできます。ただし、図表が多いのでけっこう重いです。あまり気軽に開かないほうがいいでしょう。なお、閲覧にはAcrobat Readerが必要です。

PhDweb.pdf (3.23MB)
PhDweb_embedded.pdf (3.58MB): フォントを埋め込んだバージョン(上のファイル (PhDweb.pdf) で日本語がきちんと表示されない場合はこちらをどうぞ。)

なお、現在論文を英語に翻訳しています。いずれは英語版も公開したいと思います。

オリジナルの博士論文とウェブ公開版の違い

オリジナルの博士論文では、以下の図に手書きでマル印や矢印を書き加えていましたが、ウェブ公開版ではAdobe Acrobatの注釈機能を利用して書き加えました。

ウェブ公開にあたっての謝辞

博士論文をウェブ上で公開するにあたり、p.8の図1.2に関し、Gösta Bruce教授(Lund University)から転載許可をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

訂正と補足

p.1 下から7行目

[補足]本文中では、韻律句を「プロソディーにおいて設定される語よりも大きいレベルの単位の総称」とするとともに、これに含まれるものとしてアクセント素を挙げました。しかし、アクセント素は場合によって語より小さくなることもあるため、定義と矛盾します。したがって、韻律句の定義はそのままでアクセント素をここから除外するか、もしくは定義を「形態素よりも大きいレベル」のように変更する必要が出てきます。私は現在では、後者が妥当だと考えています。
[Jan. 27, 2006]

p.3 5行目

[訂正]再考とする → 再考の対象とする
[Mar. 6, 2006]

p.9 (4)

[訂正]ウマ’イマ’メワアリマセン → ウマ’イマメ’ワアリマセン
[Jan. 27, 2006]

p.19 1.4.1の2行目

[訂正]隣Ü接 → 隣接
[Aug. 2, 2006]

p.24 5行目

[補足]朝鮮語の濃音を [*] で表記するやり方は、Shin(2000)以前にLadefoged自身も用いています(Ladefoged and Maddieson 1996: 56)。
(Ladefoged, Peter and Ian Maddieson. 1996. The Sounds of the World's Languages. Oxford: Blackwell.)
[Sep. 2, 2006]

p.25 2行目

[訂正]例えば、Kagaya(1974)によれば、この音は次の二つの点において激音と共通する音声的特徴を有しており、激音とみなされるべきであるという。すなわち、この音においては声帯の開きが大きく、後続母音のF0が高められるという点である。
→ 例えば、Kagaya(1974)が挙げられる。彼は、/s/を平音とみなす伝統的な分類を、自らの実験結果(ファイバースコープによる実験と音響分析)と矛盾するものとして退けている。

[これに関する補足]Kagaya(1974)は、/s/を激音としてみなすことについて、自らの実験結果と矛盾すると述べているのみで、具体的な根拠を挙げて論じているわけではありません。声門の開大とF0の高まりは、Kagayaが得た多くの知見のうちの一部であり、この二つを取り立てて具体的根拠とするのは、先行研究への言及としては行き過ぎであったと思います。
[Jan. 27, 2006]

p.25 4行目

[訂正]また、Iverson(1983)は、Kagayaの説を部分的に支持しつつ、この音は語頭では激音であり、平音として現れるとしている。しかし、音韻的に見れば、/s/は濃音化という現象に関して、激音ではなく平音と共通の特徴を有する。
→ 一方、Iverson(1983)は、Kagayaの実験結果と濃音化現象のような音韻的ふるまいの両方をふまえ、この音は平音と共通する喉頭素性(laryngeal features)と激音と共通する喉頭素性の両方を有するとしている。
[Jan. 27, 2006]

p.38 1行目

[訂正]なっているされる → なっているとされる
[Mar. 6, 2006]

p.46 6行目

[訂正]しかし、K-ToBIのBIは0から3までしかなく、しかもここでは発話末から予測できるBI3を除いているため、0から2までを扱ったに過ぎない。0、1、2の3種類しかないBIにおいて、 ‘Within +/- 1’ の基準で不一致とみなされるのは、BI0とBI2を混同するケースしかない。
→ しかし、K-ToBIのBIは0から3までしかないため、 ‘Within +/- 1’ の基準で不一致とみなされるのは、BI0とBI2の混同、BI1とBI3の混同、BI0とBI3の混同の三つのケースしかない。

[これに関する補足]「発話末から予測できるBI3を除いているため、0から2までを扱ったに過ぎない」というのは私の誤解でした。BI3には発話末と重なるものとそうではないものとがあり、このうち発話末と重なる場合のBI3に限って除いたというのが、実際のところです。したがって、ここでの私の主張は、弱まることになります。しかし、そもそも離散的であるはずのBIにおいては、ラベラ間一致度は理論上100%になるべきものであり、現実がそうなっていない以上、そこにはやはり何らかの問題があるはずだと私は考えます。
[Jan. 27, 2006]

p.46 11行目

[訂正]BI0 → BI1
[Jan. 27, 2006]

p.46 12行目

[訂正]BI1 → BI2 (2箇所)
[Jan. 27, 2006]

p.46 13行目

[訂正]BI2 → BI3
[Jan. 27, 2006]

p.229 下から2行目

[訂正]後部のアクセント → 後部のアクセント句
[Mar. 4, 2006]

p.233 12行目

[訂正]5.1節 → 5.1.1節
[Mar. 4, 2006]

p.247 3行目

[訂正]このまでの → これまでの
[Mar. 4, 2006]

p.247 (21)

[訂正][+voice] [+voice] → [+voice] ___ [+voice]
[Mar. 4, 2006]

p.248 下から9行目

[訂正]Ladd(1983)のように → Ladd(1983)は
[Mar. 4, 2006]

関連する論文・発表

博士論文以前
博士論文以降