Praatを起動すると、下のように二つのウィンドウが現れます。
このうち、左側のウィンドウをオブジェクトウィンドウ(Object Window)、右側のウィンドウをピクチャーウィンドウ(Picture Window)といいます。これらは、それぞれ次のような役割を担っています。
- オブジェクトウィンドウ
- 音響解析に関わる様々な操作をします。ほとんどの作業は、このウィンドウ上で行います。
- ピクチャーウィンドウ
- 画像を作成します。
さて、ではまずWAVファイルを開いてみましょう。なお、ここでは、WAVファイルは何らかのかたちで作成されてあるものとして話を進めます。
オブジェクトウィンドウの上段に、メニューが並んでいます。この中から、[Read]を選択し、さらに、[Read from file...]を選択します。その上で、分析するWAVファイルを選びましょう。
WAVファイルを開くと、オブジェクトウィンドウに、Sound ○○というのが現れます(○○はファイルの名前)。このようにSound ○○というものを、Soundオブジェクトといいます。Praatには様々な種類のオブジェクトがあり、Soundオブジェクトはその一種です。
また、Soundオブジェクトが現れると同時に、右側にもメニューのようなものが現れたことがわかると思います。このような右側のメニューは、「コマンド(Command)」とも呼ばれます。右側のメニュー(コマンド)は、オブジェクトの種類によって異なるものが現れます。
さて、右側のメニューから、[Edit]を選択してみましょう。すると、次のようなウィンドウが現れるはずです。
これを、サウンドエディタ(Sound Editor)といいます。この画面上で、スペクトログラム、インテンシティー曲線、ピッチ(F0)曲線、フォルマントを見ることができます。もしこれらが表示されていなかったら、このウィンドウの上段のメニューから、例えば、[Pitch] - [Show pitch]のようにそれぞれ選択すれば、表示されるようになります。このサウンドエディタを使えば、基本的な音響分析はできます。(ただ、これは他のソフトでもできることで、Praatの売りはもっと別のところにあるわけですが。)
